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アクターズクリニックを知る人に語っていただくアクターズクリニック。 |
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FILE No.6 鈴木亮平さん(俳優・映画「ふたたび〜SWING ME AGAIN〜」主演)
鈴木亮平:
兵庫県西宮市出身。東京外国語大学(英語専攻)卒業。アクターズクリニックにて演技を学び、塩屋俊の指導を受ける。映画『椿三十郎』『シュアリー・サムデイ』、ドラマ『シバトラ』『ヤンキー君とメガネちゃん』『その街の今は』、舞台『12人の優しい殺し屋』他、多数出演。 また、BeeTVで『女神のイタズラ〜キミになったボク〜』が3月20日より配信開始となる。

とにかく、この才能を伸ばしたい!と思った。(塩屋)
塩屋:最初にホリプロでうちのレッスンを受けたのはいつだっけ?
鈴木:5年前くらいですね。
塩屋:それで、もっと突っ込んだレッスンを受けて欲しいと思って、アクターズクリニックのレギュラークラスを受けてもらったんだよね。
鈴木:最初はどんなレッスンかも分からないまま受けてました。塩屋さんが来て「あ、Mr.ベースボールの人だ!そっかー、この人が先生なのか」と。
塩屋:事務所の演技発表会の時、稽古の時は調子が良くてノリノリでやってたのに、本番ですべったんだよね(笑)
鈴木:あの頃はまだ自分の芝居が周りからどう見えるのかっていうことがわかってなくて、自分では稽古通りやってるつもりだし、稽古がよかったもんだから、これは行けたと思ったら違ってたみたいで。
塩屋:周りから色々コメントされてるの見て、この才能を伸ばしたいと思って「とにかくうちに来い!」と。時には色々コメントされることで才能を潰してしまうことがあるんだよ。亮平はガツンと飛ばしてくれる所が魅力なのに、周りから色々言われることで、そこが削がれると嫌だなあと思ったんだよね。ちょうどあの時、クリニックの僕のクラスには結構うまい子達が揃ってて。その子たちの芝居を見て、亮平の目が変わるのが分かった。
鈴木:興奮しましたね。レベルの高さに驚いたのもあるけど、本当に気合いが入ってる人達の中に入ったら、自分も伸びるんじゃないかなって思って。
塩屋:そこからみるみる伸びたよね。一番大きかったのは、プライベートモーメント(レギュラークラスのカリキュラムの一つ)をやってもらったこと。あれをやってから、腰が座ったというか、準備の仕方にしても漠然とするんじゃなくて、しっかりと自分を使いながら、どこに向けて仕上げるのかフォーカスが定まるようになった。みんな短期間でうまくなりたいだろうけど、そこをショートカットするのはダメだよね。付け焼き刃にしかならない。
鈴木:アクターズクリニックで教えてくれることって、ウソをつかないことだと思うんですよ。本当に感じて本当に言いたいセリフを言う。それってどこの現場でも必要とされることなんです。芯の部分にクリニックで教わったことがないと、空っぽな芝居になっちゃて、それがわかるんですよ、自分でも。現場でそうなっちゃって「あぁ、うまいっぽくやっちゃったな」って思うこともある。そこの判断基準を教えてもらった気がします。
塩屋:レッスンを受けている子たちを見てると、無名だけど、ちゃんと出来てる人がいっぱいいるって気づくじゃない。演技って面白いもので、自分が芝居をしてなくても、うまい人の芝居を見ると影響されるんだよね。

「いい芝居するな」って思ったら、クリニック生だったりするんです。(鈴木)
鈴木:現場でもそうなんですけど、うまい人と演技すると引っ張りあげてもらえる。自分はただ聞いて反応してるだけなのにお互い高めていけるのを感じたんで、レベルの高い人達とクラスの中で切磋琢磨することが大事だと思いました。
塩屋:「ふたたび」の撮影初日の時にも、財津一郎さんがバババって俺の所に来て「あいついいね」って言ってくれて。他のクリニック生のことも「鍛えてるね」って言ってもらえた。わかってもらえるのがうれしかったよ。
鈴木:「いい芝居するな」って思ったら、クリニック生だったり。意外と現場で会うんですよね。「お前もか!」って(笑)
塩屋:僕も『6週間』に始まって『ビート・キッズ』『きみに届く声』『0からの風』と来て、今回彼に主演してもらった『ふたたび〜SWING ME AGAIN〜』まで、アクターズクリニックの生徒たちにたくさん出演してもらった。僕はアクターズスタジオ系のメソッド演技を学んで学校を作ったわけだけど、むこうでは演技学校だけじゃなくて出口としてキャスティングエージェントとくっついて、いい俳優を捜しに来るんだよ。それを日本でやりたいなと思ってる。
鈴木:アクターズクリニックの卒業生だと、芝居の中でグイグイ来てくれるんで、僕も安心して行けますね。共通の認識があるから「こうだよね」って言うとお互いわかる。そこがいいと思います。『ふたたび』の現場で塩屋さんは、演技講師かつ監督みたいな感じだったんです。それもあって「こういう感じで」って言われるとすぐに分かった。
塩屋:そこは僕の反省点でもあるんだけど、生徒だとつい「わかってるよね?」って思ってしまうんだよね。あと、うちのスタッフ・講師陣は目が厳しくて正直な人が多いから、僕の映画でも「ここは良くない」ってハッキリ言うんだよ(笑)でも「ふたたび」は良いですねって言ってくれる。もちろん、亮平のことも。

クリニックは“芯”を教えてくれる場。(鈴木)
映画に舞台・・・生徒たちが共演する場を創っていきたい。(塩屋)
鈴木:改めて言うと、アクターズクリニックは芯を教えてくれる場所だなって。どんなテイストの芝居でも必要な部分を教えてくれる。それを持っておかないと現場の人に見抜かれちゃうんですよね。だから貴重な場所だと思う。これからもクリニック生と現場で会って「えっ?クリニック生なの?」(笑)って言いたいですね。
塩屋:生徒たちと亮平が共演してる所を見るとうれしいよね。「全く期待に応えられずすいません」って報告してくる生徒もいたりして(笑)亮平は亮平で俺が舞台に出た話をすると「負けません」って言ってくるし(笑)こっちは亮平に負けるんなら嬉しいんだけどさ。その熱さがいいよね。これかも映画に舞台に、生徒たちの共演の場を創って行きたいね。
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