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アクターズクリニックを知る人に語っていただくアクターズクリニック。 |
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FILE No.3
The COVER magazine「ID」
(EXILE リーダー HIROさん)
C: HIROさんから今回のゲストの方のご紹介をお願いします。
HIRO: EXILEが売れる前から、いろいろとお世話になっている塩屋俊監督です。
塩屋: よろしくお願いします。こないだちょっと計算したんだけど、もう付き合いも6年くらいになるんだよ。
HIRO: 今、EXILEのメンバーの中に、演技に取り込んでいるメンバーがいるのも塩屋監督のお陰なんです。
C: 最初にお知り合いになったキッカケは?
HIRO: うちのLDH所属の佐田真由美が演技のレッスンでお世話になったのが最初ですね。
塩屋: 彼女が『天使の牙』という映画に出演することが決まり、演技に関してはまったくの素人だったので、形にしてくれと・・・そこでガツンと指導して、いい感じで現場に送り込んだんですけど、その話をMAKIDAIが聞きつけて、いきなりMAKIDAIが現れたんです。HIROさんに相談してたんですね、MAKIDAIが・・・「俳優やりたい!」って。。
HIRO: MAKIDAIはもちろん、今はAKIRAもお世話になっていますし、EXILEにおける”演技”という部分では、塩屋監督は本当に育ての親のような存在です。演技のテクニック的なことはもちろん、いろいろなことを教えていただけるので”丸投げ”です(笑)、いい意味で。
塩屋: HIROさんは確信犯だから(笑)。
HIRO: EXILE事情や各メンバーの立ち位置、LDHのスタッフなども分かっていただいているので、言葉少なくて預けても安心ですし、頼りがいがあります。
C: 今年のEXILEは、”パーフェクトイヤー”を謳い、各メンバーの個人活動も目立っています。
HIRO: 今、EXILEは充実していて、タイトな中でもスケジュールも立てやすい環境なので、各メンバーの夢であったり、10年単位での各人の活動などを考えています。そんな中で、MAKIDAIやAKIRAだけではなく、塩屋監督にお世話になることも多くなってくると思います。
塩屋: 面白いのは、HIROさんとMAKIDAIと僕で飲むことがあると、HIROさんがMAKIDAIをからかうんです。「MAKIDAI、もうEXILE辞めてもいいじゃない?ずっと俳優やってればいいじゃん」ってね(笑)。
HIRO: もちろん、冗談ですけど(笑)。
塩屋: 「新しい仕事見つかって良かったじゃん」って(笑)。MAKIDAIもAKIRAもそれぞれ異なった個性があって、偶然にせよ、EXILEはよくこんなメンバーが揃ったなぁと思うんです。劇団EXILESを立ち上げ、それを見に行くとマッチャンやUSAくんもいいんですよ!内心、彼らの中では演技におけるライバル心も生まれているだろうし(笑)。この間もある映画関係者と会ってたんだけど、AKIRAの評判もすごくいいみたいよ。海外だとジョン・ボン・ジョヴィも映画に出ているし、昔だったらミック・ジャガーが役者をやったりしている。EXILEでは、そういうのが当たり前になって欲しいし、各メンバーが個性的で、HIROさんがプロデューサー的感覚を持っているので、すごくバランスがいいと思う。
C: この9月には、塩屋監督のメガホンによる、MAKIDAIさん主演の映画『きみに届く声』が公開されました。
塩屋: MAKIDAIを指導するうちに、HIROさんと飲んでいて、「MAKIDAIで映画作っちゃおうか」って話が盛り上がって実現したのが、この『きみに届く声』。撮影自体は、2年前の6〜7月に行ったものです。この間メイキングを観てたら、MAKIDAIがすごく純朴なんですね。ここ2年である意味、MAKIDAIは汚れたかな(笑)。
HIRO: (爆笑)。最近、ワイルドですから!
塩屋: 元々、MAKIDAIの持っているものは、素朴だと思うからあの作品では、その部分を引き出しているんです。彼が”まっさら”な部分で演技しているということは、今後の彼のためにもすごく大事なことだと思うんです。あの『きみに届く声』という作品は、今から20年前、最近亡くなられた緒方拳さんが杉本哲太の役を演じられて、MAKIDAIの役を奥田瑛二さんがやられているんです。僕がたまたま、その時に出演していて、緒方拳さんと奥田瑛二さんがケンカのように殴り合うリハーサルで、「緒方拳、コワイな〜」なんて思い出もあるんですけど(笑)。僕の中で長年、この作品を映画でやりたいと暖めていた企画で、そんな時にMAKIDAIでいきたいなって思ったんです。
HIRO: MAKIDAIは、役者をやるようになって、オーラというか存在感がカッコ良くなりましたね〜。最近はテレビで彼の演技を観ていてもカッコいいなと思うし、前までは直接言うと同じグループのメンバーだし、仲間だしっていう部分もあって、ちょっと恥ずかしいような感覚もあったんですけど。
塩屋: 今回の作品を撮る前に、医者の役で心臓手術の話なんで実際の手術の現場にMAKIDAIを連れて行ったんです。電気メスで皮膚の焦げる臭いにヤラれてましたけど(笑)。でも、大事なんですよ、リアルなものを知る姿勢を身につけることが。今のアメリカ映画界のトップのひとりであるショーン・ペンだって、アル・パチーノやロバート・デニーロ、ジャック・ニコルソンなどと組みながら、育てられて今があるわけじゃないですか。だから、この作品で共演した杉本哲太や西岡徳馬さんといったレベルの高い俳優さんと組ませると自然と良くなるかなとね。僕がOK出しても、本人が何回もやりたがるぐらいマジメです。
HIRO: MAKIDAIは、役者としての眞木大輔の部分をEXILEには絶対持ち込まないんです。プライベートで話を聞けば、いろいろと話してくれますけど・・・。それはAKIRAもそうですし、多分演技の部分だけでなく、そういう姿勢面、精神面なものも塩屋先生に教えてもらったのかなと思っています。相当鍛えられているはずです。
塩屋: 今はそんなことを言うこともないけどね。最初は、基本姿勢が大事だと思うから。LDHで主宰している『ドリームガールズ』というオーディションの審査委員もやらせてもらっているんですけど、EXILEの成功とともにこういったオーディションのレベルも上がってきてますね。それに、うちの「アクターズクリニック」からは、全国のEXPGの教室に講師を派遣していて、各講師からレポートも入っているんだけど、キッズの中にも楽しみなコがいっぱいいる。子どものうちは、へたに演技できない方がいい。僕は、今活躍している女優が、何もできない時から見ているから。最初から中途半端にうまいコは、後で伸びなかったりするしね。ただし、子どもの時からレッスンを受けるというのは、ダンスにしろ、芝居にしろ、人間的に豊かになれるから・・・このことは本当に貴いと思う。決して”強制”じゃなくて、”エンジョイメント”があるから。一生懸命、汗をかいて鏡の前で練習する・・・その姿勢から本物のアーティストが生まれるはず。今は、LDHが発信するいろいろなプロジェクトに関わっているけど、僕はHIROさんのアイデアにキャッチアップするのがすごく楽しい。これから先、互いに厳しい時も、大変な時もあると思うけど、一緒にやっていきたいね。
HIRO: ええ、もちろんです。塩屋先生と一緒にいることで勉強できることがいっぱいで、LDHの今後のあり方やシステムとか再確認できることも多いです。ここ2〜3年でだんだんいい形になってきたので、これからも頑張っていけそうかなと思います。
C: HIROさん自身はお芝居への興味はいかがですか?
HIRO: カッコイイなと思うし、踊りをやっているから表舞台に立つ会館も知ってるけど、自分の得意なこととか考えるとオレは無理ですね。プロモーション・ビデオの1シーンみたいなセリフなしのものなら好きなんですけどね(笑)。
塩屋: やりますよ!セリフはほとんどないのに存在感抜群で、一番おいしいところを持っていっちゃう役(笑)。
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